pyagent run コマンドを使用してアプリケーションをインストゥルメント化すると、エージェントを起動するときにプロキシが自動的に起動します。

ただし、エージェントとは別にプロキシを起動することが必要になる場合があります。多くの場合これを行う理由は、Emperor または Apache が mod_wsgi を使用するように設定した uWSGI を Python 環境で使用するためです。そのためには、ここで説明する pyagent run コマンドを使用します。このコマンドは、プロキシを手動で起動する必要がある場合のみ使用します。 

ディレクトリ構成の設定

プロキシを起動するために使用するコマンドコマンドは、AppDynamics Pythonエージェント構成のベースディレクトリであるディレクトリ構成設定(APPD_DIR)を読み込む必要があります。正しく設定が行われていることを確認してください。デフォルトは /tmp/appd/ です。

次のいずれかの方法で、プロキシがこの設定を使用できるようになります。

  • 環境変数(APPD_DIR)を手動で設定。
  • APPD_CONFIG_FILE 環境変数が構成ファイルを指すようにしてから、構成ファイルのベースディレクトリを設定。「Pythonエージェントのインストール」を参照してください。
  • 以下で示すように、-c(—config-file)オプションを使用して構成ファイルへのパスをpyagentプロキシコマンドに渡す。

pyagent プロキシ用の開始、停止、再起動オプション

プロキシの開始、停止、再起動を行うには、必要な動作および任意のオプションを渡して、pyagent run コマンドを使用します。オプションは次のとおりです。

  • —debug(-d):デバッグモードでプロキシを開始
  • —no-watchdog:プロキシwatchdogを無効化(非推奨)
  • —config-file (-c):Pythonエージェント構成ファイルへのパス

使用法:

pyagent proxy start|stop|restart start_options  -- [jvmOption [jvmOption [...] ]
例:
pyagent proxy start -c appdynamics.config -d
pyagent proxy restart -c appdynamics.config -d
pyagent proxy stop -c appdynamics.config

プロキシを停止せずにエージェントを停止すると、その後の 5 分間はアクティブとして表示され続けます。アプリケーションがコントローラに再表示されないようにするには、エージェントがシャットダウンした後、5 分以上待機してからアプリケーションを削除することをお勧めします。