デフォルトでは、AppDynamics .NET エージェントは、共通言語ランタイム(CLR)4.x 以降で次のパターンのマルチスレッド相関に対応します。

  • Task.Start
  • Task.Run
  • TaskFactory.StartNew

.NET エージェントは、デフォルトで無効になっている次のパターンのスレッドの相関に対応します。

  • Thread.Start (CLR 2.x および CLR 4.x)
  • ThreadPool.QueueUserWorkItem (CLR 2.x および CLR 4.x)

4.3 より前のバージョンの AppDynamics では、.NET エージェントの場合、config.xml ファイル内の CLR 4 の ThreadPool.QueueUserWorkItem に相関を設定する必要はありませんでした。CLR 4 の ThreadPool.QueueUserWorkItem を明示的に呼び出す場合は、以前のバージョンから .NET エージェント 4.5 にアップグレードするときに、config.xml ファイルの CLR 4 の ThreadPool.QueueUserWorkItem について Instrumentor を有効にする必要があります。

.NETのスレッドの関連付けを構成

config.xml ファイルで .NET エージェントのすべてのインストゥルメンテーション設定を構成します。次を参照してください。.NETエージェントの管理

  1. 管理者として config.xml ファイルを開き、編集。「.NETエージェントの管理を参照してください。
  2. 以下のコードブロックをマシンエージェントエレメントの子エレメントにコピーします。「マシン エージェント エレメント」を参照してください。

        <instrumentation>
            <instrumentor name="ThreadCorrelationThreadPoolCLR2Instrumentor" enabled="true"/>
            <instrumentor name="ThreadCorrelationThreadPoolCLR4Instrumentor" enabled="true"/>
            <instrumentor name="ThreadStartCLR2Instrumentor" enabled="true"/>
            <instrumentor name="ThreadStartCLR4Instrumentor" enabled="true"/>
        </instrumentation>
    
    CODE

    例:

    <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
    <appdynamics-agent xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
    ...
     <machine-agent>
        <!--Enable thread correlation-->
        <instrumentation>
            <instrumentor name="ThreadCorrelationThreadPoolCLR2Instrumentor" enabled="true"/>
            <instrumentor name="ThreadCorrelationThreadPoolCLR4Instrumentor" enabled="true"/>
            <instrumentor name="ThreadStartCLR2Instrumentor" enabled="true"/>
            <instrumentor name="ThreadStartCLR4Instrumentor" enabled="true"/>
        </instrumentation>
      </machine-agent>
    ...
    </appdynamics-agent>
    
    CODE

    構成の構文は enabled="true" です。

  3. config.xml ファイルを保存。
  4. AppDynamics.Agent.Coordinator サービスを再起動します。
  5. インストゥルメント化されたアプリケーションを再起動して、変更を適用。