AppDynamicsでは、Bean名またはメソッド名にEJBベースのトランザクションエントリポイントを構成することができます。EJBトランザクションの応答時間は、EJBエントリポイントが呼び出された時に測定されます。

EJBエントリポイントのデフォルトの命名

AppDynamics では、すべての EJB トランザクション名は自動的に <EJBName>.<MethodName> になります。

EJBトランザクション検出の有効化

デフォルトで、EJBトランザクションの自動トランザクション検出は無効になっています。このトランザクションを可視化するには、EJBベーストランザクションの自動検出を明示的に有効にします。

EJBベーストランザクションの自動検出を有効にする場合は、次の点に注意してください。

  • EJB がフロントエンドで Spring Bean を使用する場合は、トランザクションは Spring レイヤで検出され、応答時間は Spring Bean エントリポイントから測定される。 
  • AppDynamicsでは、すべての参加するEJBベーストランザクション(およびリモートコール)が同じビジネストランザクションにグループ化される。ただし、アプリケーションサーバーエージェントがデプロイされていないリモートクライアントからEJBが呼び出された場合は、このEJBは新しいビジネストランザクションとして検出される。

Java用のどの自動トランザクション検出ルールでもEJBトランザクションの自動検出を有効にできます。[Rule Configuration] タブで [Discover Transactions automatically for all EJB invocations ] をオンにします。

EJBベーストランザクションのカスタムマッチルール

自動検出されたトランザクションで必要な情報が表示されない場合、EJB ベースのトランザクション用にカスタムマッチルールを作成します。 

以下は、TrackOrder bean で receiveOrder メソッドのカスタムマッチルールを作成する例です。

Business Transaction Match Criteria

bean 名とメソッド名以外に、トランザクションを定義するために使用できるマッチ条件として、EJB タイプ、クラス名、スーパークラス名、インターフェイス名があります。

EJBトランザクションの除外ルール

特定の EJB トランザクションを検出から除外するには、カスタム除外ルールを追加します。EJB除外ルールの基準は、カスタムマッチルールの基準と同じです。