このページでは、AppDynamics でカスタムダッシュボードをインポートおよびエクスポートする手順について説明します。
カスタムダッシュボードおよびテンプレートをエクスポートすると、別の AppDynamics コントローラにインポートできる JSON ファイルが生成されます。
カスタムダッシュボードおよびテンプレートのインポート/エクスポートは、コントローラ UI から、または REST API を使用してプログラムによって行うことができます。プログラムによるインポートとエクスポートについては、「構成インポートおよびエクスポートAPI」を参照してください。
カスタムダッシュボードのエクスポート
コントローラUIでカスタムダッシュボードをエクスポートするには
- カスタム ダッシュボード リストからエクスポートするダッシュボードを選択して、[Dashboards] メニューバーの [Export] を選択します。
- Edit モードのエクスポートするダッシュボードのダッシュボードエディタで、[More Actions] ドロップダウンから [Export Dashboard] を選択します。
ダッシュボードの編集権限がある場合は、いずれかの方法を使用できます。編集権限を持っていない場合は、カスタム ダッシュボード リストの Export オプションを使用します。
ダッシュボードは CustomDashboard_<dashboard_name>_<unique_id>.json
という名前のファイルにエクスポートされます。インポートする前にファイルの名前を変更することもできます。
カスタムダッシュボード名に日本語などのマルチバイト文字が含まれ、Windows環境のオンプレミスコントローラからカスタムダッシュボードをエクスポートする場合、コントローラのJVM オプションに -Dfile.encoding=UTF-8 プロパティを追加する必要があります。プロパティを追加しない場合、エクスポートされる JSON ファイル内のカスタムダッシュボード名が文字化けしたり、エクスポートに失敗したりすることがあります。
カスタムダッシュボードテンプレートのエクスポート
作成したカスタムダッシュボードはテンプレートとしてエクスポートできます。テンプレートを使用すると、新しいダッシュボードをすばやく作成できます。
カスタム ダッシュボード テンプレートをエクスポートするには、カスタムダッシュボードのツールバーにある [Export] ボタンをクリックします。
インポートとエクスポートは、別のアプリケーションまたは別のコントローラでテンプレートを再使用するためのものです。同じアプリケーション内の別のティアまたはノードでテンプレートを使用する場合は、エクスポートしてインポートする必要はありません。関連付けるだけですみます。「カスタム ダッシュボード テンプレートをティアまたはノードに関連付ける」を参照してください。
カスタムダッシュボードのインポート
ダッシュボードファイルをインポートし、以前にエクスポートしたものをベースに新しいダッシュボードを作成することができます。
カスタム ダッシュボード リストのメニューバーから [Import ] をクリックします。
Choose File をクリックし、以前にエクスポートした、これからインポートする JSON ファイルを選択します。
Open をクリックします。
Import をクリックします。
エクスポートしたダッシュボードで使用されていたメトリック、ノード、階層、またはアプリケーションが新しいコントローラ環境に存在しない場合、次のような警告メッセージが表示されます。
新しいコントローラ環境でメトリックが利用できなくても、インポートは正常に完了し、ダッシュボードのウィジェットとレイアウトは保持されます。ウィジェットのプロパティに変更を加えて他の代替メトリックを使用することで、新しい環境でも同じような表示のダッシュボードを作成できます。
カスタムダッシュボードテンプレートのインポート
- テンプレートをインポートする階層またはノードのダッシュボードの [My Dashboards] タブで、プルダウンメニューから [Manage Dashboards] をクリックします。
- ダッシュボードテンプレートの [Tiers/Nodes Dashboards] リストから、インポートするダッシュボードテンプレートを選択して [Import] をクリックします。