一般

  • 階層、ノード、またはネットワークリンクの接続メトリックがないのはなぜですか。

デフォルトでは、ネットワークエージェントで接続メトリックを収集しません。推奨されるワークフローは、ネットワーク上の問題のあるリンクを特定し、関連する接続のメトリックを収集するように関連するエージェントを設定することです。「動的モニタリングモードとネットワークの可視性」を参照してください。

  • ネットワークエージェントがコントローラに登録できません。どうすればよいでしょうか。

ネットワークエージェントがコントローラに登録できない場合は、次の手順を実行します。

  • ユーザアカウントにネットワークの可視性の製品ライセンスがあることを確認します。 
  • ユーザアカウントにライセンスルールが定義されている場合は、正しい数のライセンスユニットが割り当てられていることを確認します。
  • ルールで割り当てられたユニット数を変更するには、次のようにします。
    • Controller Settings > License > Rules」に進みます。
    • 対象の License Rule を編集します(Default という名前のライセンスルールが 1 つだけ存在する場合があります)。
    • [General] で、ネットワークの可視性ライセンスの [Allocated Units] フィールドを設定し、変更を適用します。
  • JMS キューのアプリケーションフローが一方向になり、一方でそのキューで使用される TCP 接続は反対方向になることがあります。なぜでしょうか。

通常、アプリケーションフローによって使用されるネットワークリンクと TCP 接続は、フロー自体と同じ方向(送信元→宛先)になります。ただし、2 つの階層が JMS キューを介してデータを転送する場合は、別の方向になる可能性があります。一部の JMS 実装では、各階層の個々のノードでキューへの TCP 接続が開始されるため、方向は常にノード(送信元)→キュー(宛先)となります。

これらの接続の一部は、逆方向のアプリケーションフロー(キュー(送信元)→階層(宛先))によって使用される場合があります。

TCP Connections

  • ネットワークエージェントの通信ポートを変更するにはどうすればよいですか。

ネットワークエージェントを起動すると、appd_netmon プロセスによって appd-agent プロセスが生成されます。デフォルトでは、これらの 2 つのプロセスは TCP ポート 3892 経由で通信します。このポートがすでに使用されている場合は、1 つまたは両方のファイルにログメッセージが表示されます。別のポートを使用するようにネットワークエージェントを設定するには、次の手順を実行します。

  1. netstat コマンドを使用して、新しいポートが使用中でないことを確認します。
  2. ネットワークエージェントを更新します。
    1. テキストエディタを使用して、次のファイルを開きます。<network_agent_home>/conf/agent_config.lua
    2. webserver_config で)portオプションを新しい TCP ポート番号に設定します。 

      webserver_config = {
         port = <new-port-number>,
         request_timeout = 10000,
         threads = 2,
        }
    3. ファイルを保存し、ネットワークエージェントを再起動します。
  3. アプリケーション エージェントを更新します。
    1. テキストエディタを使用して、次のファイルを開きます。<app_agent_home>/<version-number>/external-services/netviz/netviz-service.properties
    2. netviz.agent.api.service.port オプションを新しい TCP ポート番号に設定します。 
    3. ファイルを保存し、アプリケーション エージェントを再起動します。
  • モニタするアプリケーションは、TCP ポート 32768 以降を使用します。このポートをモニタするようにネットワークエージェントを設定するにはどうすればよいですか。
  1. テキストエディタを使用して、次のファイルを開きます。<network_agent_home>/conf/agent_config.lua

  2. 32767 よりも大きい TCP ポートを使用するアプリケーションまたはサービスをモニタする場合は、application_service_ports  ブロックをコメント解除し、ports オプションでカンマ区切りリストとしてそれらのポートを指定します。

    オリジナル:

    --[[
    application_service_ports = {
    ports = "",
    }
    --]]

    編集後:

    application_service_ports = {
    ports = "40000, 41000",
    }

  • AppDynamicsNetMQ.dll を別のバージョンの NetMQ に置き換えるにはどうすればよいですか。
  1. NetMQ.dll のバージョンとその依存関係をダウンロードします。
  2. これらを AppDynamicsNetMQ.dll という名前の 1 つの dll ファイルに ILMerge します。
  3. AppDynamicsNETMQ.dll ファイルを c:\Program Files\AppDynamics\AppDynamics .NET Agent などの .NET エージェントのホームディレクトリに含めます。
  4. モニタ対象のアプリケーションを再起動します。
  • 動的サービスを実行すると、アプリケーションの DNS 解決時間が増加するのはなぜですか。

netviz-service.properties ファイル内のネットワークの可視性プロパティ netviz.agent.host.address を定義する値として FQDN/hostname を指定した場合、動的サービスは FQDN/ホスト名をそれぞれの IP アドレスに頻繁に解決するため、解決時間が増加します。 

この問題を解決するには、IP アドレスを値として使用して、ネットワークの可視性プロパティ netviz.agent.host.address を定義します。または、アプリケーションの要件に応じて networkaddress.cache.ttl の値を増やすこともできます。

  • agent_config.lua ファイルに追加の完全修飾ドメイン名(FQDN)の設定がありますか。 
ip_config = {
expire_interval = 20,
retry_count = 5,
}
CODE

[Refresh Timeout]:. NET エージェント IP キャッシュ内の IP を FQDN 用に再解決する必要がある場合、またはどのフローグループにも関連付けられていない場合は、expire_interval を定義します。有効期限の範囲は 1 〜 30 分(最大)です。 

[Retry Count]:retry_count は、IP が FQDN の解決を試行した回数を定義します。すべての解決は expire_interval 回の試行後に発生します。IP の DNS レコードが作成され、IP から FQDN へのマッピングが大量に発生する場合は、デフォルト値を更新できます。 

ログ

  • エラー「ERROR MsgZmq::Bind: zmq_bind failed: File name too long」を解決するには、どのようにしたらよいですか。

このエラーは、ファイル名が長すぎる場合に発生します。ファイルへの完全なパスがファイル名に含まれています。

このエラーを解決するには、ネットワークエージェントをより短い絶対パスに移動します。

  1. 長いディレクトリ名($ ln -s /long/dir/name /short/dir/name)のソフト(シンボリック)リンクを作成します。
  2. 短いディレクトリ($ cd /short/dir/name)に移動します。
  3. install.sh スクリプト($ sudo ./install.sh)を実行します。
  4. 短いディレクトリ名($ LD_PRELOAD=/short/dir/name/lib/appd-netlib.so <command to start app>)のライブラリを使用するように、アプリケーションの LD_PRELOAD パラメータを変更します。
  • ERROR cw_flowgroup_uri_cb: Failed to write data on connection」というエラーが表示されるのはなぜですか。

このエラーは、ネットワークエージェントが多数の AppServer エージェントをサポートしている場合に発生します。このエラーが頻繁に発生する場合は、agent_config.lua 設定ファイル内の webserver_config でスレッド数を増やしてからエージェントを再起動してください。

  • ERROR ip_flowgrp_lookup: flowgrp alloc failed」というエラーが表示されるのはなぜですか。

ネットワークエージェントの接続(Source IP : Source Port : Destination IP : Destination Port)がフローとして表されます。送信元ポートでこれらの接続を集約すると、(Source IP : Destination IP : Destination Port)と表示されるフローグループが提供されます。ネットワークエージェントは、フローグループを特定の数だけモニタできます。このエラーは、フローグループの最大数に到達し、ネットワークエージェントが新しい着信フローグループをモニタできない場合に発生します。

  • DEBUG adns_resolve: ip resolve error: Name or service not known」というエラーが表示されるのはなぜですか。

AppDynamics は、IP アドレスを解決して、システムに表示される IP アドレスの完全修飾ドメイン名(FQDN)情報をコントローラに提供します。このエラーは、一部の IP アドレスを解決できない場合に発生します。