This page applies to on-premise deployments.

このページでは、Windows でコントローラを実行するための運用およびセットアップのガイドラインを提供します。 

ユーザーアカウントの要件

コントローラのインストールに使用するユーザーアカウントには、ホストとなる Windows マシンでの管理権限が必要です。 

ホストとなるWindowsマシンがEnterprise Consoleのホストである場合、Windowsユーザーアカウントは管理権限で実行するようデフォルトで構成されています。

ウィルススキャナー 

対象マシンでウィルススキャナーを構成し、AppDynamics Enterprise Console ディレクトリとデータベースディレクトリ(あるいは単にコントローラディレクトリ全体)が無視されるようにします。データディレクトリからコードが実行されることはないので、このディレクトリをウィルススキャンから除外しても問題ありません。データディレクトリは、デフォルトで <controller_home>\db\data にあります。 

また、コントローラランチャー、データベース実行ファイル、レポートサービスランチャー、イベントサービス(分析プロセッサ)ランチャーを信頼するよう、ウィルススキャナーを構成します。ランチャーの名前は以下を参照してください。

  • コントローラランチャー:AppDynamicsDomain1Service.exe
  • MySQL 実行可能ファイル:mysqld.exe
  • イベントサービスランチャー:analytics-processor.exe
  • レポートサービスランチャー:appdynamicsreportingservice.exe

Windows Defenderスキャニング

Windows Defender によるスキャンから、コントローラのデータディレクトリ(<controller_home>\db\data)か、単にコントローラのディレクトリ全体を除外します。Windows Defenderがシステムで実行されているか不明な場合は、ローカルのサービスリストで確認します。Windows Defenderのコントロールパネルでコントローラのデータディレクトリを除外するよう構成するか、必要なければサービスごと無効にします。

Windows Defenderでサービスを表示したりディレクトリを除外したりする方法については、ご使用のWindowsバージョンのドキュメントを参照してください。

Windowsインデックスサービス

Windows インデックスサービスが、コントローラのデータディレクトリ(<controller_home>\db\data)か、単にコントローラディレクトリ全体を無視するよう構成されていることを確認します。

データディレクトリにはインデクサーにとって意味のあるファイルは含まれていないため、インデックスから除外して構いません。ディレクトリをインデックスから除外するには、[Indexer Control Panel] の除外ディレクトリリストにそのディレクトリを追加するか、ディレクトリの環境設定でインデックスを無効にするか、またはインデックスサービスを完全に停止します。 

このディレクトリを除外ディレクトリリストに追加するには、以下のステップを行います。 

  1. [Control Panel Indexing Options] ダイアログで、[Modify ] ボタンをクリックします。  
  2. [Indexed Locations] ダイアログで、[Controller] データディレクトリに移動して選択します。 
  3. データディレクトリのチェックボックスをオフにして、[OK] をクリックします。

Windows Update

更新後にサーバーが自動的に再起動されないよう、Windows Updateの環境設定を構成します。再起動ポリシーを構成するには、以下を行います。

  1. [Local Group Policy Editor] ダイアログを開きます(gpedit 実行可能ファイルを検索して実行します)。
  2. Windows Update コンポーネントに移動します。これは、ツリーの Local Computer Policy > Computer Configuration > Administrative Templates > Windows Components にあります。 
  3. [No auto-restart...] 設定をダブルクリックします。
  4. [Enabled] オプションを選択し、[Apply] をクリックします。

.NETフレームワーク

.NET フレームワーク 3.5 のコンポーネントは、対象マシン上でコントローラを Windows サービスとしてインストールするために必要です。インストーラでシステムがチェックされ、.NET 3.5 が検出されない場合はその旨が表示されます。Enterprise Console の指示に従って必要なコンポーネントを取得します。

最新バージョンの .NET がインストールされていても、.NET 3.5 をインストールする必要があります。これは Glassfish の要件によるもので、Glassfish ランチャーは .NET 3.5 を明示的に要求します。

Windows 7

コントローラは Windows サービスとして自動的にインストールされます。Windows 7 オペレーティングシステムには、http://support.microsoft.com/kb/2549760 で説明されているホットフィックスが必要です。このホットフィックスにより、デフォルトのサービスタイムアウトを延長するためにインストーラによって行われた Windows レジストリの変更が期待どおりに動作することが保証されます。インストーラは、ホットフィックスが存在するかどうかをチェックし、検出されない場合は警告を出します。