大きくスケーリング拡大された環境では、同じ .NET アプリケーションを実行する複数のマシンに同じ AppDynamics の .NET エージェント構成が使用されることが多くなります。複数のマシンに対して手動で構成を更新すると、手間がかかり、エラーが発生しやすい可能性があります。

.NET エージェントの config.xml ファイルのアップロードと管理には、AppDynamics コントローラの構成管理ツールを使用します。デフォルトでは、.NET エージェントによりコントローラからの構成の更新が毎分チェックされます。構成管理ツールを使用して、.NETエージェントが実行されているマシンに構成を割り当てます。

ご使用のマシンの .NET エージェント構成に関するすべてのファイルを管理する場合は、Settings > AppDynamics Agents > Config Management  をクリックします。

要件

  • 「ユーザー、グループ、役割、認証などの管理」などアカウントレベルの権限を伴う役割におけるメンバーシップ。
  • 有効な config.xml 構成ファイル。構成管理ツールは config.xml ファイルを検証しない。
  • 構成を展開するマシンにインストールされた .NET エージェント 4.1 以降。

Web ロールと Worker ロールのマシン名が必ずしも固有ではないため、AppDynamics の NuGet パッケージを使用して Azure Cloud Services に展開された .NET エージェントは構成管理に登録されません。マシン名が重複すると、予期しない結果が生じる可能性があります。 

構成ファイルの識別

コントローラで構成の管理を開始するには、アップロードする構成ファイルまたは構成ファイルのセットを指定します。ユーザが .NET エージェント構成に精通していない場合、AppDynamics ではエージェントを構成するために、各マシンでエージェント構成ユーティリティを使用することが推奨されています。「.NETエージェントの管理」および「.NETエージェントの構成」を参照してください。

構成プロパティの完全なリストについては、「.NETエージェントの構成プロパティ」を参照してください

  • AppDynamics のエージェント構成ユーティリティで構成した config.xml ファイルを、XML の有効性の確認に使用。
  • 同じようなマシンにまったく同じ構成が必要な場合は、以前に構成したマシンの config.xml ファイルをテンプレートとして使用。

インポートの設定

[Import Config] ダイアログを使用すると、コントローラへ config.xml ファイルをアップロードし、構成に一意の名前を指定できます。

  • 命名規則を使用して、構成するマシンのタイプを識別。
  • 構成名には、日付とバージョンのスキームを使用すると有用。
  • 構成をクリックして、[Edit Config] をクリックし、構成名を変更します。
  • 構成をダブルクリックしてXMLを表示。XMLはコピー可、変更は不可。

マシンへの構成の割り当て

構成管理ツールを使用すると、マシンを構成に割り当てたり、その構成を別のマシンへ変更できます。コントローラで構成を割り当てると、.NETエージェントが構成ファイルを自動的にダウンロードします。

  • マシンに管理対象の構成がない場合、そのマシンは構成管理ツールにより [Machine with no assigned templates] に表示されます。

    AppDynamics エージェント構成ユーティリティの [Application Configuration] ペインで [Register Machine with No Application] オプションを選択すると、テンプレートが割り当てられていないマシンの [Machines] セクションにマシンのリストがコントローラによって表示されます。

  • ドラッグアンドドロップで、マシンに構成を割り当てる。
  • .NETエージェントにより、構成の更新が毎分チェックされる。
  • エージェントは、econfig ディレクトリのバックアップ サブディレクトリに、古い config.xml ファイルを config-<date>.xml としてバックアップ。詳細については、.NETエージェントディレクトリ構造を参照してください。
  • エージェントが無効な config.xml file を検出した場合、管理対象の構成を適用せず、コントローラでエージェント構成エラーイベントを発生させる。イベントサマリに影響を受けたティアとノードを表示。
  • 管理された構成内のコントローラ接続情報に関わらず、エージェントは既存のコントローラ接続情報を常に保持。
  • 割り当てられた構成をエージェントが受信し認証すると、アプリプールのリサイクルまたはIIS再起動後、あらゆる変更が実行される。Windows サービスまたはスタンドアロン アプリケーションを再起動する必要があります。AppDynamics のエージェント コーディネータ サービスを再起動する必要はありません。

構成管理のオプトアウト

コントローラから構成ファイルを受け取らないようエージェントを構成するには、config.xml ファイルで enable_config_deployment コントローラ属性を false に設定します。「.NETエージェントの構成プロパティ」を参照してください。

次に例を示します。

<controller host="mycontroller.saas.appdynamics.com" port="443" ssl="true" enable_config_deployment="false"> 

古い構成の復元

誤って構成を割り当ててしまった場合、次の手順で前バージョンの config.xml を復元できます。

  1. [Config Management] ペインで、現在割り当てられている構成から [Machine with no assigned templates] にマシンをドラッグ。
  2. そのマシン上で、既存の構成ファイルの名前 config.xmlconfig.old.xml などに変更。
  3. バックアップのサブディレクトリから Config ディレクトリにバックアップ構成ファイルをコピー。バックアップファイルの名前は、config-<date>.xml の形式で指定します。 
  4. バックアップ構成ファイルの名前を config.xml に変更。
  5. オプションで、config.xml を編集して構成管理からオプトアウトすることも可能。
  6. AppDynamicsのエージェントコーディネータサービスを再起動。
  7. Windowsサービス、インストゥルメント化されたWindowsサービス、インストゥルメント化されたスタンドアロンアプリケーションを再起動。