モニタ対象サーバのハードウェアメトリックに基づいて、特定の条件が満たされた場合、または超過した場合にアラートを出すようにサーバの可視性を設定できます。AppDynamics を初めて使用する場合は、[Getting Started Wizard] を使用してプロセスを進めることができます。また、すでにプロセスに精通している場合は、アラートポリシーを手動で作成してもかまいません。  

サーバをモニタリングするために、正常性ルールアクションポリシー、および電子メールダイジェストを設定します。これは、小規模な変更はいくつかありますが、モニタ対象アプリケーションに対してこれらを設定する方法と似ています。

正常性ルール

複数の使用状況メトリックに基づくデフォルトの正常性ルールは、サーバの可視性に対して有効になっています。これらを変更して、独自の正常性ルールを設定できます。[Alert & Respond] > [Health Rules] を選択して、コントローラでルールのリストを表示します。 

Health Rules

Health Rule ウィザードの [Affects] タブで、サーバ正常性ルールを以下に適用することを選択できます。

  • サブグループ(すべての、または選択したサブグループ
  • マシン
    • アクティブアカウントのすべてのマシン
    • 選択したサブグループ内のマシン
    • 選択したマシン
    • 名前が特定の条件に一致するマシン

正常性ルールは、指定された重大または警告の条件に一致する場合に違反になります。

階層、グループ、およびサブグループ

正常性ルールは、サブグループまたは選択したサブグループ内のマシンに適用できます。[Health Rules] ウィザードの [Affects] タブで使用できるサブグループは、マシンエージェントのマシン階層プロパティ設定に基づいて階層にグループ化されたマシンです。「マシンエージェント階層」を参照してください。
サブグループは、マシンがあるリーフグループです。たとえば、次のような 3 台のマシンがあるとします。
  • A は「データセンター 1 | ラック 1」グループに属します。
  • B は「データセンター 1 | ラック 2」グループに属します。
  • C は「データセンター 1 | ラック 1」グループに属します。
A と C は同じサブグループに属し、B は別のサブグループに属していることになります。

ポリシー

サーバポリシーアクションは、任意のまたは選択した正常性ルール違反イベントが発生した場合にトリガーされます。アプリケーションポリシーとは異なり、サーバポリシーでは、カスタムイベントをベースにできません。  

アクション

アクション は、正常性ルールに違反し、ポリシーがトリガーされると実行されます。アクションとして、電子メールまたは SMS メッセージ通知、HTTP リクエスト、またはコントローラにアップロードされたカスタムアクションを使用できます。アラートおよび応答アクションには、電子メールテンプレートと HTTP リクエストテンプレートも使用できます。 

メールダイジェスト

電子メールダイジェストを使用すると、選択した正常性ルール違反イベントの通知を、指定した頻度(2 時間おきなど)で特定の電子メールアドレスに送信できます。