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ネットワークの可視性に対応した環境
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このページでは、ネットワークエージェントのアプリケーション環境、オペレーティングシステム、およびバージョンサポートについて説明します。
全般的な要件
ネットワークの可視性ライセンスを使用すると、Linux および Windows でネットワークの可視性機能を使用できます。サポートされているバージョンのネットワークエージェントがモニタ対象サーバにインストールされている必要があります。「ライセンスの付与および制限事項」を参照してください。
デフォルトでは、コントローラでネットワークの可視性が無効になっています。ネットワークの可視性を有効にするには、エージェント ノード プロパティ socket-enabled=true
を設定します。「アプリケーション エージェントのノードプロパティ(S)」を参照してください。
ネットワークの可視性は、JDK 1.6 ではサポートされていません。ネットワークエージェントを実行するには、JDK 1.8 以上にアップグレードします。
ネットワークの可視性は Kubernetes および Docker と互換性がありますが、Docker Swarm とは互換性がありません。
Linux でのネットワークの可視性
オペレーティング システム要件
ネットワークの可視性は、Java アプリケーション サーバ エージェントのみを使用する Linux ホストでサポートされます。
Linux の各ホストには、次のものが必要です。
- ネットワークの可視性エージェント 4.4 以上
- Java エージェント 4.4 以上とアプリケーション エージェントのライセンス
- コントローラ 4.4 以上とネットワークの可視性ライセンス
ネットワークエージェントをインストールするためのエージェントホストの sudo
または root
アクセス権限。エージェントを実行するために、sudo
または root
アクセス権限は必要ありません。
ディストリビューション
ネットワークエージェントは、glibc 2.12 以上に基づく次の Linux ディストリビューションでサポートされます。
- CentOS 6 以上(32 ビットおよび 64 ビット)
- Ubuntu 14 以上(32 ビットおよび 64 ビット)
- Red Hat Enterprise Linux 6 以上(32 ビットおよび 64 ビット)
- Fedora 24 以上(32 ビットおよび 64 ビット)
ネットワーク エージェント ホストをインストールする前に、次の必要なライブラリをインストールする必要があります。
- libdl.so.2
- libpthread.so.0
- librt.so.1
- libm.so.6
- libc.so.6
- libncurses.so.5
- libtinfo.so.5
- libstdc++.so.6
- libgcc_s.so.1
Windows でのネットワークの可視性
オペレーティング システム要件
各 Windows ホストには次のものが必要です。
- ネットワークの可視性エージェント 4.5.7 以上。
- ネットワークエージェントをインストールする Windows マシンの管理者権限があるアカウント。
また、各 Windows ホストには次のものも必要です。
- .NET エージェント 4.5.15 以上とアプリケーション エージェントのライセンス。「.NET エージェントのインストール」と「ライセンス使用状況の確認」を参照してください。
- .NET エージェントと互換性のあるコントローラ 4.5.14 以上。
または
- Java エージェント 4.5.4.24386 以上とアプリケーション エージェントのライセンス。「Javaエージェントのインストール」および「ライセンス使用状況の確認」を参照してください。
Java エージェントと互換性のあるコントローラ 4.5.4.24386 以上。「エージェントとコントローラの互換性」を参照してください。
テスト用に AppDynamics のインストールをする場合は、システム要件の確認、ホストの準備、コントローラのインストールの実行が必要です。「Upgrade the Controller Using the Enterprise Console」および「Install the Controller Using the CLI」を参照してください。
ディストリビューション
ネットワークエージェントは、次の Windows ディストリビューションの Java アプリケーションでサポートされます。
- Windows Server 2019(64 ビット)
- Windows Server 2016(64 ビット)
- Windows Server 2012(64 ビット)
- Windows Server 2012 R2(64 ビット)
ネットワークエージェントは、次の Windows ランタイム環境の .NET アプリケーション(.NET Framework バージョン 3.5 以降)でサポートされます。
- Microsoft IIS バージョン 6.0、7.0、7.5、8.0、8.5、10
- 管理されたWindowsサービス
- 管理されたスタンドアロンアプリケーション
次のものをインストールしている場合は、.NET エージェントでネットワークの可視性機能を使用できます。
- ネットワークエージェント 4.5.7 以上
- .NET エージェント 4.5.15 以上
- AppDynamics コントローラ 4.5.14 以上
ネットワークの可視性は、.NET Core ベースのアプリケーションではサポートされていません。このようなノードでは、socket-enabled
ノードプロパティを false
に設定します。
同期コールを使用して実装された .NET アプリケーションをモニタできます。ただし、ディレクトリ検索と ADO.NET はサポートされていません。
AppDynamics は現在、非同期 .NET コールのネットワークトラフィックのモニタリングをサポートしていません。
制限事項
次の Network Flow Map 機能はサポートされていません。
- 統合フローマップ
- Web サーバと APM エントリ階層間のフローの可視化
ネットワークフローマップでは、選択した時間範囲の接続は除外されません。
.NET 環境では、.NET アプリケーションとネットワークの可視性のアプリケーション間の相関関係はサポートされていません。
同じホスト上の複数のアプリケーション サーバ エージェントが異なるコントローラにレポートする場合、ネットワークエージェントはこれらのアプリケーション サーバ エージェントをモニタできません。すべてのアプリケーション サーバ エージェントが同じコントローラにレポートする必要があります。
[Network Dashboard] には、正常性ルールまたは正常性ルール違反のデータは表示されません。ネットワークの可視性のデータに基づくものなど、正常性ルール違反を表示するには、[Application Dashboard] にアクセスします。
発生する可能性のある問題
ネットワークの可視性では、Jersey Web サーブレットを使用するクロスアプリケーション フローはモニタできません。回避策として、Jersey サーブレットのインストゥルメンテーションを無効にすると、フロー上のビジネストランザクションが Web サービスではなくサーブレットとして認識されます。
- コントローラ UI で対象のアプリケーションを選択します。
- [Configuration > Instrumentation > Transaction Detection] を選択します。
- Jersey サーブレットおよび Jersey 2.x サーブレットのインストゥルメンテーションを無効にします。
個々のノードの Network Flow Map を開くと、node-to-load-balancer
および node-to-TCP-endpoint
リンクの KPI メトリックにより、(個々のノードのみの KPI ではなく)親階層のすべてのノードのネットワーク KPI が表示されます。個々のノードの KPI を表示するには、リンクポップアップを開き、[Connection KPI] を確認します。