ログ設定

ログはAppDynamics 構成ファイルのログセクションで構成します。「Pythonエージェント設定」および「Pythonエージェント」を参照してください。

ログレベル

表示する詳細情報の量については、ログレベル(INFOWARNING または DEBUG)を設定します。デフォルトは WARNING です。

デバッグ情報を最大にするには、ログレベルを DEBUG に設定します。デバッグレベルのログには、Pythonエージェントがプロキシに送信している情報が表示されるため、エージェントのデバッグに役立ちます。

デバッグを迅速に行うには、デバッグ構成オプションを on に設定します。これによりデバッグレベルのログがstderrファイルとログファイルの両方に書き込まれます。

以下は、ログレベルとデバッグ設定のさまざまな組み合わせにより想定される動作です。

ログレベルとデバッグ設定のさまざまな組み合わせにより、以下のような動作になります。

  • level=info, debugging=off:Info レベルのログがログファイルに書き込まれます。
  • level=warning, debugging=off:Warning レベルのログがログファイルに書き込まれます。
  • level=debug, debugging=off:Debug レベルのログがログファイルに書き込まれます。
  • level=info, debugging=on:Debug レベルのログがログファイルと stderr に書き込まれます。
  • level=warning, debugging=on:Debug レベルのログがログファイルと stderr に書き込まれます。
  • level=debug, debugging=on:Debug レベルのログがログファイルと stderr に書き込まれます。

プロキシログのレベルは独立していて、エージェントログのレベルの構成設定には影響されません。プロキシログのレベルは、デフォルトでは「Info」です。通常は、必要に応じて、その出力をファイルにリダイレクトできます。ログレベルの出力を増やす場合は、プロキシを手動で起動する必要があります。最初にプロキシの構成ファイル(proxy/conf/logging/log4j.xml)内で新しいログレベルを割り当ててから、プロキシタスクを呼び出します。   

エージェント構成ファイルの設定でプロキシログのレベルを自動調整する方法はありません。

エージェントログファイルの場所と名前

エージェントログは構成ファイルのログセクションの dir ディレクティブ(APPD_LOGS_DIR)で指定したディレクトリに書き込まれます。 

各ノードにおいて、ログは APP_NAME-<NODE_NAME>.log という名前のファイルに出力されます。これらのファイルは log dir ディレクトリ(APPD_LOGS_DIR)にあります。

エージェントは最大 5 つ のログファイルを作成してローテーションします。最大ログサイズは 20 MB で、一度に最大 100 MB の最新ログデータを保存できます。

次に例を示します。

  1. myApp-myNode
  2. myApp-myNode.log.1
  3. myApp-myNode.log.2
  4. myApp-myNode.log.3
  5. myApp-myNode.log.4

プロキシログの場所

プロキシログは、常に dir(APPD_LOGS_DIRに書き込まれます。これはデフォルトでは /tmp/appd/logsAPPD_DIR/logs)です。