このページでは、AppDynamics Java エージェントを使用して Jetty Web サーバをインストゥルメント化する場合の詳細が、使用する Jetty のバージョンによってどのように異なるかについて説明します。

Jettyバージョン8.x または 9.xのインストゥルメント化

AppDynamics エージェントを使用した Jetty のインストゥルメント化は、サーバの起動コマンドからまたは Jetty 起動構成ファイルを編集することで実行できます。

  • コマンドラインでエージェントを Jetty に追加するには、Jetty サーバの起動時に、Java エージェント JAR ファイルの完全修飾ロケーションを記述して javaagent 引数を渡します。例:

    java -javaagent:/<agent_home>/javaagent.jar -jar start.jar
  • 起動構成ファイルを使用するには、Jetty ベースディレクトリにある start.ini ファイルを編集して次の行を追加します。

    --exec
    -javaagent:/<agent_home>/javaagent.jar

使用中のシステムに合わせ、AppDynamics javaagent.jar ファイルの場所を javaagent 引数で指定します。構成ファイルを編集した後 Jetty サーバを再起動して、変更を適用します。   

Jettyバージョン6以降または7以降のインストゥルメント化

Jetty バージョン 6.x または 7.x の場合、次のように javaagent コマンドラインオプションを jetty.sh ファイルに追加できます。

  1. jetty.sh 起動スクリプトファイルを開く。
  2. 次の javaagent 引数をスクリプトの先頭に追加する。

    java -javaagent:/<agent_home>/javaagent.jar
  3. スクリプトファイルを保存する。
  4. アプリケーションサーバーを再起動して変更を適用する。

WebAppContext用カスタム除外ルール

Jetty の Eclipse バージョンの場合、AppDynamics による Web サービスに基づくビジネストランザクションの検出を可能にするには、デフォルトの Jetty サーブレット org.eclipse.jetty.webapp.WebAppContext 用に Servlet の除外ルールを作成する必要があります。 

これにより、AppDynamics はマッピングされていない URL や基本フレームワークの URL を無視し、Web アプリケーションが提供する Web サービスに基づいてビジネストランザクションを検出できるようになります。