モバイル RUM は、クラッシュとネットワークおよびサーバー関連のパフォーマンスに関する多くの情報を提供します。ただし、モバイルエージェントをカスタマイズしてその他のメトリックやデータを収集し、ユーザによるアプリケーションの実行方法を把握する必要が生じる場合があります。  

サンプルコードを含むエージェントのカスタマイズに関する詳細については、次を参照してください。

データ収集の結果を表示するには、Custom Data ビューを使用します。

カスタムデータ型

収集できるカスタムデータには、次の 3 種類があります。

カスタムデータには、トピックパス(パンくずリスト)とユーザデータの 2 つのタイプがあります。トピックパス(パンくずリスト)は、クラッシュスナップショットにのみ表示されます。ユーザデータは、Crash Analyze および Network Request Analyze で使用できます。詳細については、エージェント SDK のドキュメントを参照してください。

情報ポイント

インフォメーションポイントを使用すると、コード内の特定のメソッドがどのように実行されているかに関する情報を収集することができます。特定のメソッドが実行された回数は何回か。例外はスローされたか。複数の方法をモニタする必要がある場合は、複数の情報ポイントを作成できます。

常にモニタを行う重要なメソッドがあることをわかっている場合は、「iOS インストゥルメンテーションのカスタマイズ」および「Android インストゥルメンテーションのカスタマイズ」の説明に従って、スタティック インフォメーション ポイントを作成します。    

カスタムタイマー

カスタムタイマーを使用すると、任意のスタートポイントとエンドポイントの間にかかった時間を複数のメソッドにまたがっている場合であっても計ることができます。例:フレームバッファの再描画に要する時間はどのくらいか。アプリの起動にかかる時間はどれくらいか。

Custom Metrics

カスタムメトリックを使用すると、アプリケーションで定義した任意のメトリックのデータを収集することができます。メトリックは、任意の整数ベースのデータにすることができます。指定された期間で、モバイル RUM はこれらの値の最小値、最大値、平均値、合計値、およびカウントを計算します。 

カスタムデータの表示

データは、2 つのタブに表形式で表示されます。

カスタムタイマーとメトリック

メトリックブラウザで同じメトリックを表示するには、任意の値(青色)をクリックします。

情報ポイント

[Info Points] タブには、現在のインフォメーションポイントが表示されます。