.NET Agentは、1 つの構成ファイルを使用して、エージェントの動作と .NET マシンエージェントの動作を制御します。構成ファイルを使用して、コントローラの接続、.NET マシンエージェントの動作、および IIS アプリケーション、Windows サービス、およびスタンドアロン アプリケーション用のアプリケーション エージェント機能を指定します。単一の構成ファイルを使用すると、次のことが可能になります。

  • web.config ファイルとは独立してエージェント構成を管理。
  • 環境変数なしの Windows サービスとスタンドアロン アプリケーションのインストゥルメンテーションを有効化。
  • 階層的な構成を持つ特定のアプリケーションのエージェント動作を管理。

AppDynamicsコントローラを使用すると、.NET エージェント構成ファイルのアップロードおよび管理ができます。エージェントをインストールするマシンまたは複数のマシンにコントローラから構成をデプロイできます。詳細については、.NET構成の管理を参照してください。

エージェントプロパティの構成場所

エージェント Config ディレクトリの config.xml ファイルでエージェントプロパティを構成します。config.xml を編集するには、管理者としてエディタを起動する必要があります。.NET エージェントプロパティ構成ユーティリティを実行すると、次のいずれかの場所に config.xml ファイルが書き込まれます。

Windows Server 2008 and later

%ProgramData%\AppDynamics\DotNetAgent\Config\config.xml

Windows Azure

Windows Azureのデプロイメントの場合、.NETエージェントNuGetパッケージにはconfig.xmlファイルが含まれています。

サンプルconfig.xmlファイルを次の場所にインストールします。

%ProgramFiles%\AppDynamics\AppDynamics .NET Agent\SampleConfigurations

config.xml ファイルを編集したら、AppDynamics.Agent.Coordinator サービスを再起動する必要があります。次に IIS サービス、Windows サービスまたはスタンドアロン アプリケーションを再起動して、インストゥルメンテーションの変更を有効にします。

config.xmlでの.NETエージェント動作のカスタマイズ

一部 .NET Agent構成では config.xml の編集が必要な場合があります。

  1. AppDynamics.Agent.Coordinator サービスをシャットダウン。
  2. 管理者として config.xml ファイルを編集。

  3. 構成の指示に従ってXMLファイルを修正。

  4. config.xml ファイルを保存。

  5. AppDynamics.Agent.Coordinator サービスを開始します。
  6. 場合によって、IIS、インストゥルメント化された Windows サービス、またはインストゥルメント化されたスタンドアロン アプリケーションの再起動が必要。個々の .NET Agent管理のトピックを参照してください。

最小限のconfig.xmlのサンプル

最も基本的な構成により、エージェント構成に必須のセクションがわかります。このサンプルでは、自動エレメント(<automatic />)を使用してすべての IIS アプリケーションのインストゥルメント化を行います。この場合、AppDynamicsはWindowsサービスやスタンドアロンアプリケーションのインストゥルメント化は行いません。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<appdynamics-agent xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
  <controller host="mycontroller.mycompany.com" port="8090" ssl=false">
    <application name="MyDotNetApplication" />
	<account name="customer1" password="changeme" />
  </controller>
  <machine-agent />
  <app-agents>
 
    <IIS>
      <automatic />
    </IIS>
 
  </app-agents>
</appdynamics-agent>
CODE

エージェントログファイル

次に示すのは、 .NET Agent用のログファイルを管理する構成ファイルがある場所です。

%ProgramFiles%\AppDynamics\AppDynamics .NET Agent\AppDynamicsAgentLog.config
CODE

構成ファイルは、NLog 構成フォーマットを使用します。