このトピックでは、Spring Beanリクエストのトランザクションエントリポイントを構成する方法について説明します。

Spring Beanベースのトランザクション

AppDynamicsでは、ご使用の環境における特定のBeanに対する特定のメソッドのトランザクションエントリポイントを構成することができます。応答時間は、Spring Beanエントリポイントが呼び出された時点(ディスパッチャーServletの受信以降)から測定されます。

Spring Beanリクエストのデフォルトの命名

Spring Beanベースのリクエストの自動検出を有効にした場合、 AppDynamicsはすべてのSpring Beansベースのトランザクション をすべて自動的に識別し、次の形式を使用してこれらのトランザクションを命名します。

BeanName.MethodName

デフォルトで、Spring Beanベースのリクエストのトランザクション検出はオフになっています。Java用のあらゆる自動トランザクション検出ルールで有効にできます。[Rule Configuration] タブで [Discover Transactions automatically for all Spring Bean invocations ] をクリックします。

クラスが複数のSpring bean名にマッピングされると、デフォルトで最初に発見されたSpring bean名のみが使用されます。これは、Web サービス B の Spring bean を持つ Web サービス A のコールグラフなど、アプリケーションにとって最適ではない場合があります。こうした状況に対処するため、capture-spring-bean-names ノードプロパティを使用してトランザクション名から Bean 名を削除できます。詳細は、「アプリケーション エージェントのノードプロパティ(B ~ C)」を参照してください。  

Spring Beanリクエストのカスタムマッチルール

自動検出されたトランザクションで必要な情報が表示されない場合、Spring Bean ベースのトランザクション用にカスタムマッチルールを作成します。次の基準の1つまたは複数に基づいて一致させることができます。

  • Bean ID
  • メソッド名
  • クラス名
  • 展開
  • 実装

以下は、orderManager bean で placeOrder メソッドのカスタムマッチルールを作成する例です。

Spring Beanトランザクションの除外ルール

特定の Spring Bean トランザクションを検出から除外するには、 カスタム除外ルールを追加します。

Spring Bean除外ルールの基準は、カスタムマッチルールの基準と同じです。