Enterprise Console の GUI と CLI の両方で、コントローラの起動と停止、および正常性チェックを行うことができます。

コントローラの起動または停止に使用するスクリプト

コントローラおよびその他の AppDynamics プラットフォームプロセスを起動および停止するスクリプトは、スタンドアロンまたはセカンダリ HA コントローラの platform-admin/bin ディレクトリにあります。この platform-admin スクリプトを使用して、プラットフォームプロセスを個別にまたはすべて同時に起動できます。 

データ破損の危険を回避するため、コントローラが動作しているマシンをシャットダウンまたは再起動する前に、停止スクリプトを使用して、アプリケーションサーバーとデータベースを正常に停止するようにしてください。

コントローラおよびコントローラサービスは、GUI の [Controller] ページまたはコマンドラインから起動および停止できます。コントローラを起動および停止すると、そのコントローラに関連するサービスおよびプロセスも起動および停止します(レポーティング サービスを含む)。GUI を使用してコントローラを起動および停止する場合、コントローラデータベースも停止するには、MySQL を停止するように指定します。

Enterprise Console で複数のプラットフォームを管理している場合、コントローラ プラットフォームを識別するには、スタンドアロンまたはセカンダリの HA コントローラに対してコマンドラインを使用し、--platform-name <name_of_the_platform> を指定する必要があります。

例:

platform-admin.sh start-controller-db --platform-name <name_of_the_platform>
platform-admin.sh start-controller-appserver --platform-name <name_of_the_platform> 
CODE

すべてのオプションを表示するには、コマンドラインから platform-admin.sh list-jobs --service controller --platform-name <platform-name> を実行します。詳細については、「Enterprise Consoleコマンドライン」または「Enterprise Consoleの管理」を参照してください。

コントローラを起動または停止する場合、Enterprise Consoleは最大で45分間待機します。起動コマンドまたは停止コマンドの末尾に --args controllerProcessTimeoutInMin=<minutes> を付けることで、コマンドを終了しエラーを返すまでの期限を設定できます。

スタンドアロンまたはセカンダリの高可用性コントローラを起動または停止する方法

次のコマンドは、スタンドアロンおよびセカンダリ HA コントローラにのみ適用されます。プライマリコントローラの起動方法と停止方法については、「プライマリコントローラの起動または停止」を参照してください。

コントローラアプリケーションサーバーの起動と停止

  • Enterprise Consoleを使用する場合、コントローラを起動または停止すると、レポートサービスも起動または停止されます。
  • セカンダリコントローラのみを起動または停止できます。
コントローラ アプリケーション サーバーを起動します。

start-controller-appserver コマンドは、データベースを自動的に起動します。

アプリケーションサーバーを起動します。

platform-admin.sh start-controller-appserver
BASH

Windowsでは、コントローラプロセスはAppDynamics ApplicationサービスおよびAppDynamics Databaseサービスという名前のサービスとしてインストールされます。タスクマネージャからコントローラサービスを停止しないでください。
AppDynamics のプロセスを停止、再開するには、管理者特権でのコマンドプロンプト(管理者として実行)を開き、サービスの開始および停止のスクリプトを実行してください。 

アプリケーションサーバーを起動します。

platform-admin.exe cli start-controller-appserver
BASH
コントローラ アプリケーション サーバーの停止

stop-controller-appserver コマンドはデータベースを停止しません。

アプリケーションサーバーを停止します。

platform-admin.sh stop-controller-appserver
BASH

コントローラ HA を使用する場合は、セカンダリ アプリケーションサーバーを停止する secondary オプションを追加できます。


platform-admin.sh stop-controller-appserver --secondary
BASH

アプリケーションサーバーを停止します。

platform-admin.exe cli stop-controller-appserver
BASH

コントローラ HA を使用する場合は、セカンダリ アプリケーションサーバーを停止する secondary オプションを追加できます。

platform-admin.exe cli stop-controller-appserver --secondary
BASH

なんらかの理由で Windows サービスとしてのコントローラをアンインストールした場合は、管理者特権でのコマンドプロンプトからこれらのスクリプトを(管理者として)実行し、コントローラを起動および停止します。

  • startController.bat
  • stopController.bat

コントローラデータベースの起動と停止

コントローラデータベースの起動

コントローラデータベースを起動します。

platform-admin.sh start-controller-db
BASH

管理者権限でのコマンドプロンプト(管理者として実行)を開きます。 

コントローラデータベースを起動します。

platform-admin.exe cli start-controller-db
BASH
コントローラデータベースの停止

コントローラデータベースを停止します。

platform-admin.sh stop-controller-db
BASH

管理者権限でのコマンドプロンプト(管理者として実行)を開きます。 

コントローラデータベースを停止します。

platform-admin.exe cli stop-controller-db
BASH

高可用性ペアのプライマリコントローラを起動または停止する方法

HA ペアのプライマリコントローラを起動または停止するには、次のコマンドを使用します。これらのスクリプトを実行して controller.sh プロセスを開始するには、まずプライマリ コントローラ ホストにログインする必要があります。 

  • プライマリコントローラを再起動する前に、自動フェールオーバーを無効化する必要があります。自動フェールオーバーは、再起動後に必ず再度有効化してください。
  • Enterprise Console で自動フェールオーバーを有効にし、アプリケーションサーバーで証明書の更新を停止した場合、更新に 5 分以上かかると Enterprise Console はフェールオーバーをトリガーします。
  • Enterprise Console と高可用性ツールキット(HATK)の組み合わせを使用している場合は、サービスを使用してコントローラを起動または停止できます。

コントローラの起動と停止

コントローラを起動するには、コントローラホームで次のスクリプトを実行します。

bin/startController.sh
BASH
bin\startController.exe cli
BASH

コントローラを停止するには:

bin/stopController.sh
BASH
bin\stopController.exe cli
BASH

コントローラアプリケーションサーバーの起動と停止

アプリケーションサーバーを起動するには、コントローラホームで次のスクリプトを実行します。

bin/controller.sh start-appserver 
BASH
bin\controller.exe cli start-appserver 
BASH

アプリケーションサーバーを停止するには、次のコマンドを実行します。

bin/controller.sh stop-appserver
BASH
bin\controller.exe cli stop-appserver 
BASH

コントローラデータベースの起動と停止

Linuxの場合

データベースを起動するには、コントローラホームで次のスクリプトを実行します。

bin/controller.sh start-db
CODE

データベースを停止するには: 

bin/controller.sh stop-db
CODE

コントローラの正常性チェック方法

Linuxの場合

コントローラの正常性を確認するには、次のコマンドを実行します。

bin/platform-admin.sh check-controller-health

次の出力は、コントローラのステータスと稼働開始時間を返します。

Controller status : HEALTHY; Started 6 seconds ago.