このページでは、マルチテナントのコントローラでアカウントを作成および管理する方法について説明します。テナントモードは、コントローラ UI が提供する環境が単一であるか複数であるかを決定します。詳細については、コントローラのデプロイを参照してください。 

シングルテナントからマルチテナントモードへの切り替え

シングルテナンシーからマルチテナンシーモードへの切り替えがサポートされています。ただし、マルチテナンシーからシングルテナンシーへの切り替えはサポートされていません。お使いの環境でマルチテナンシーが確実に適切なモードとなるよう対策を講じてください。


オンプレミスコントローラ(または SaaS コントローラ)でマルチテナンシーが有効になっている場合は、コントローラ UI にログインするときに [Account] フィールドにアカウント名を入力する必要があります。

  1. 管理コンソールに移動します。
  2. multitenant.controller 設定を特定します。 
  3. 値を true に設定します。 

マルチテナントモードにおけるアカウント作成

マルチテナントモードでは、以下のようにしてアカウントを追加できます。

  1. AppDynamics ルートユーザとして AppDynamics 管理コンソールにログインします。
  2. [Account Settings]、[Add] の順にクリックします。 
  3. このアカウントに適用するライセンス資格を定義します。
    アカウントレベルのライセンスユニットの制限により、特定のアカウントが必要以上にライセンスユニットを使用することを防ぐことができます。 

    コントローラレベルで適用される全体的なライセンスの制限は、アカウントレベルで適用される特定の制限とは無関係です。  

    たとえば、アカウントがコントローラ Java エージェント制限 100 で設定されている場合、アカウントの [Java Units Provisioned] の値をより小さな上限に設定することにより、新規アカウントが別のアカウントのライセンス可用性を妨げることはありません。ただし、自分が 100 に設定し、他のアカウントもその値に設定されている場合、報告するアカウントに関係なくコントローラに接続する最初の 100 エージェントがそのユニットを占有します。同様に、ライセンスの有効期限を設定することで、アカウントの有効期間を制限することができます。

    コントローラで利用可能なライセンスユニットの数は、[ライセンス管理] ページで確認できます。 

  4. 資格の定義が完了したら、[Save] をクリックします。

マルチテナントモードを有効にしたら、ユーザはログインするアカウントをコントローラ UI ログイン画面の [Account] フィールドで指定する必要があります。「Javaエージェント構成プロパティ」、「.NETエージェントの構成プロパティ」、「データベースエージェントの構成プロパティ」、および「マシンエージェントの設定プロパティ」を参照してください。