一部のページでは、非常に多くのリソースファイルが使用されるため、効果的なモニタリングができない場合があります。デフォルトでは、JavaScript エージェントは、次の 2 つの要因に基づいてモニタするリソースファイルを決定します。

  • リソースの順序(使用するサンプリングアルゴリズム)
  • 評価するリソースの最大数

これらの要因はどちらも変更できます。

サンプリングアルゴリズムを変更するには resTiming.sampler を使用します。次の値が使用できます。

  • Top N:ロードに時間がかかるリソース、最大数までサンプリング
  • First N:最初にロードするリソース、最大数までサンプリング
  • Relevant N:全体的なロード時間とリソースがロードされる順序の両方を考慮するアルゴリズムによって「最も関連性が高い」と見なされるリソース。そのため、たとえば、ロードに時間がかり、ロード順は早いリソースは、ロード時間が同じでロード順は後になるリソースよりも「関連性が高い」と言えます。これは、順番が早いリソースの方がユーザエクスペリエンス全体に影響するという前提がある場合です。これがデフォルトです。

評価するリソースの最大数を変更するには、次を使用します。resTiming.maxNum.

たとえば、Top N に基づいてサンプリングし、最大数を 100 に設定するには、adrum.js スクリプトを挿入する前に次のスニペットをページに追加します。 

<head>
    <script type="text/javascript" charset="UTF-8">
        (function (config) {
            config.resTiming = {
                sampler: "TopN",
                maxNum: 100
            };
        })(window['adrum-config'] || (window['adrum-config'] = {}));
    </script>
    <script src="//cdn.appdynamics.com/adrum/adrum-latest.js" type="text/javascript" charset="UTF-8"/>
    ...
</head>
JS