このページでは、AppDynamics のメールテンプレートの概要について説明します。

メール通知アクションでは、必要に応じてメールテンプレートを使用できます。

権限

メールテンプレートを作成するには、アカウントレベルのメールテンプレートの構成権限が必要です。アラートおよび応答機能に関連した権限については、「アラートと応答」のトピックを参照してください。

メールテンプレートへのアクセス

既存のテンプレートへのアクセスまたは新規作成には、アプリケーションのメニューバーで Alert & Respond を、次に右パネルまたは左のナビゲーションペインの Email Templates をクリックします。

[Email Templates] リストが表示されます。リストで既存のテンプレートをクリックして、テンプレートを表示、編集、または削除します。New + アイコンをクリックしてテンプレートを作成します。

新規テンプレートダイアログを使用してテンプレートを定義します。構成設定の大半は一目瞭然のわかりやすいものですが、テンプレート構成の機能およびオプションによっては追加の情報が必要な場合があります。以下のセクションではそれらの機能について説明します。

テンプレートを作成したら、下の Save ボタンをクリックします。

カスタムテンプレート変数

メールが送信される時に、メッセージ本文の値を置換する変数を使用できます。

テンプレートには、「定義済みのテンプレート変数」に記載されている定義済みの変数が用意されています。カスタムテンプレート変数を作成する前に、このリストを確認してください。利用したい変数がすでに定義されている場合があります。

定義済み変数ではすべてのニーズを満たせない場合、必要に応じてカスタム変数を構成することができます。定義済みの変数とカスタム変数の名前が同じ場合、テンプレートは定義済みの変数を使用します。

テンプレートは、Apache Velocity version 1.7を使用して変数を処理します。使用方法の詳細は『Velocity User Guide』を参照してください。

メール受信者の管理

受信者を追加するには、メールアドレスを入力し、[+ Add] をクリックします。受信者を削除するには、[ –] をクリックします。

テンプレートで [Allow custom email recipients] チェックボックスがオンになっている場合、メールテンプレートのユーザーはメール通知の作成時にメール受信者を追加できますが、テンプレートで構成されている受信者を削除することはできません。テンプレートのユーザーによる受信者リストの変更を許可しない場合は、このチェックボックスをオフにします。

テンプレートを変更する以外に、必須の受信者を削除する方法はありません。

メールテンプレート

メッセージの件名行と本文を入力します。AppDynamics では、HTML バージョンとプレーンテキストバージョンの両方を含めることを推奨しています。HTML とプレーンテキストの両方のメッセージ本文で、定義済みまたはカスタムのテンプレート変数を使用できます。HTML メールテンプレートでは、background ではなく background-color を使用してください。

for-eachループに対応しています。

メールヘッダーのカスタマイズ

カスタマイズしたSMTPヘッダーをメッセージに含める場合は、このセクションを参照してください。

イベントごとに1件のメール

いくつもの個別のイベントや、別々に発生する同じイベントにより、同じ通知アクションが呼び出される場合があります。

One Email Per Event 設定を使用すると、アクションによってこのようなイベントでトリガーされるメールを束ねるかどうかを制御できます。効果は次のとおりです。

  • このチェックボックスがオフになっている場合、1 分以内に通知をトリガーしたイベントの数にかかわらず、メールは 1 分ごとに送信されます。これはデフォルトの動作です。
  • このチェックボックスをオンにすると、イベントがトリガーするごとにメールが送信されます。もしイベントがアクションを10回トリガーした場合、すべてのイベントが1分間の間に起こったとしても、メールが10回送信されます。

イベントクランプの制限

[One Email Per Event] チェックボックスがオフの場合、そして特にイベントのリストが長くなる可能性がある場合、アクションをトリガーしたイベントのメールへの表示数に上限を設定することができます。クランプの制限は、メールに表示する最近のトリガーイベントの数です。[One Email Per Event] がオンの場合、この設定は無効になります。

メールテンプレートのテスト

メールテンプレートを保存したら、メールを送信してテンプレートのテストを実行できます。